ヨーロッパには数多くのLCCがありますが、その中でもドイツのLCCはどこもサービスがしっかりしていて日本人にも使いやすいと思います。
ドイツの格安航空会社は主にドイツ国内の各都市から地中海方面に向かう路線が多く、クロアチアやギリシャの島々やイタリアの小都市など普通の航空会社だけでは中々行きにくい場所へ簡単かつ格安にアクセスすることが出来ます。
TUIFlyはドイツの大手旅行会社系の格安航空会社で、路線もドイツ各地からリゾートへ向かう路線が大半を占めます。
価格帯はイージージェットに近く、大体40EUR~なのでRyanairなどと比べると高いですが、その分機内食は有料ですがその他は普通の航空会社と変わらないようなサービスです。
そして一番使えるサービスだと思うのが25EURでドイツ国内→空港または空港→ドイツ国内の全ての駅までの鉄道が乗り放題になる「Rail & Fly」サービスです。
これは、ドイツ国内の各空港(オーストリアのザルツブルクとスイスのバーゼル(バディッシャー駅)もドイツ国内とみなされる)からドイツ国外にTUIFlyで飛ぶ日の当日にドイツ国内の各駅から最寄の空港駅までの片道が25ユーロで乗れるサービスです。ドイツ国外からドイツ国内の空港にTUIFlyで飛んだときも到着日の当日に到着空港の最寄り駅からドイツ国内の各駅まで同じように片道25ユーロで乗れます。
ドイツ版新幹線のICEにもこれで乗れるので格安で快適に移動出来ます。しかもプリントアウトして持って行くだけで使えるという手軽さも最高です。
上手く使えば朝フランクフルトでこれを使って夜ミュンヘン空港からTUIでドイツ国外に飛ぶような旅程で、途中でニュルンベルクに乗り換えついでに降りて街を数時間観光したりなんていう途中下車の旅も不可能ではありません。
ドイツの鉄道旅行は早い段階でネット予約すれば区間によってはこの25ユーロ未満で乗れることもありますが、長距離の場合は大抵こちらの方が激しくお得になるケースが多いです。
※JALでもドイツ鉄道の「Rail & Fly」付きの航空券を買えば同じサービスが無料で受けられます。
TUIFlyを利用する注意点としては、予約して何日も経った後に出発時刻が突然変更になるケースがあるので帰国日に利用するのはリスクがあります。出発時刻が変更になったときはメールでお知らせが来て、変更を了承するか払い戻しするかは選べます。
ただ、当日の遅れはあまり無い印象なので使い勝手としては悪くないです。